浅葱上下(読み)あさぎかみしも

精選版 日本国語大辞典 「浅葱上下」の意味・読み・例文・類語

あさぎ‐かみしも【浅葱上下・浅黄上下】

  1. 〘 名詞 〙 上下ともあさぎ色の服装
  2. 狩衣(かりぎぬ)水干(すいかん)直垂(ひたたれ)素襖(すおう)などの上衣も、袴(はかま)も共にあさぎ色であること。
    1. [初出の実例]「長(おとな)しき男の浅黄上下着たる、不後(おくれじ)と走り来て」(出典今昔物語集(1120頃か)二六)
  3. あさぎ色のかみしも。
    1. [初出の実例]「白衣の上に無紋の浅黄上下、脇指も白紙に包、思ひもよらぬ悲」(出典:浮世草子・好色文伝受(1688)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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