無紋(読み)ムモン

デジタル大辞泉 「無紋」の意味・読み・例文・類語

む‐もん【無紋】

紋がついていないこと。衣服調度などに紋がはいっていないこと。また、そのもの。⇔有紋うもん
能楽で、正しい作法にそわずに、その場に応じて演技演出を変えること。⇔有紋

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「無紋」の意味・読み・例文・類語

む‐もん【無紋】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 紋のないこと。衣服、用具などに紋がはいっていないこと。また、そのもの。⇔有紋(うもん)
    1. [初出の実例]「爰に福嶋安清とて殿の筋目ある人なりしが、無紋(ムモン)にて歓楽に暮し給ひ殊更鞠好にて、其友を集め」(出典浮世草子武道伝来記(1687)二)
  3. 能楽などで、正しい作法にはずれていること。⇔有紋(うもん)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android