日本歴史地名大系 「浜宿河岸」の解説 浜宿河岸はまじゆくがし 千葉県:佐倉市大佐倉村浜宿河岸[現在地名]佐倉市大佐倉印旛(いんば)沼の中央部南岸に位置。戦国期以来、利根川・印旛沼水運において重要な役割を担った。天正四年(一五七六)九月二三日の北条氏照判物(会田文書)に氏照の被官船が関宿(せきやど)(現関宿町)から佐倉に来ることがみえ、同一七年と推定される八月一八日の北条氏政書状(中野文書)からは佐倉に寄港する船が多かったことがうかがえるが、これらの船舶は当河岸に着岸していたと考えられる。文禄元年(一五九二)九月二七日の八日市場領年貢勘定証文写(神保文書)にみえる「佐倉公津」は当河岸にあたるとも考えられるが不詳。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by