浦山横穴群(読み)うらやまよこあなぐん

日本歴史地名大系 「浦山横穴群」の解説

浦山横穴群
うらやまよこあなぐん

[現在地名]熊本市黒髪七丁目

立田たつだ山の南麓に位置し、標高約六〇メートルの傾斜地に群集する。現在傾斜地は昭和三九年(一九六四)宅地造成工事により階段状に変容しているが、横穴群はその宅地の上にある。この一帯には多くの古墳期の遺跡が知られている。当横穴群は昭和三九年宅地造成中発見され、A・B二群からなり、両群とも羽子板状の前庭部と通路によってグルーピングされているのが特異である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android