浦田正夫（読み）ウラタ マサオ

20世紀日本人名事典

浦田 正夫
ウラタ マサオ

昭和・平成期の日本画家

生年

明治43(1910)年5月1日

没年

平成9(1997)年11月30日

出生地

熊本県山鹿市松坂町

出身地

東京市小石川区音羽

学歴〔年〕

東京美術学校日本画科〔昭和9年〕卒

主な受賞名〔年〕

日展文部大臣賞〔昭和48年〕「蔓」,日本芸術院賞(第34回)〔昭和53年〕「松」,勲四等旭日小綬章〔昭和58年〕,勲三等瑞宝章〔平成5年〕

経歴

昭和3年松岡映丘に師事し、東京美校在学中の8年帝展に初入選。11年瑠爽画社を結成。16年一采社を結成。21年第2回以来日展に出品。29年無鑑査、38年会員、47年評議員、54年理事、58年監事などを経て、平成元年事務局長に就任。洋画的な色彩を取り入れながら自然の精妙さを大胆な筆致で描いた。

出典　日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）

デジタル版 日本人名大辞典+Plus

浦田正夫 うらた-まさお

1910－1997　昭和-平成時代の日本画家。
明治43年5月1日生まれ。松岡映丘(えいきゅう)に師事。昭和8年帝展で「展望風景」が初入選。11年杉山寧(やすし)らと瑠爽(るそう)画社を結成する。26年からは山口蓬春(ほうしゅん)に師事。48年日展で「蔓」が文部大臣賞。53年「松」で芸術院賞を受賞。63年芸術院会員。平成9年11月30日死去。87歳。熊本県出身。東京美術学校(現東京芸大)卒。

出典　講談社