浦辺史(読み)ウラベ ヒロシ

20世紀日本人名事典 「浦辺史」の解説

浦辺 史
ウラベ ヒロシ

昭和・平成期の評論家 日本福祉大学名誉教授;全国保育団体連絡会名誉会長。



生年
明治38(1905)年6月25日

没年
平成14(2002)年8月7日

出生地
東京都八王子市

学歴〔年〕
豊島師範〔大正14年〕

主な受賞名〔年〕
日本保育学会日私幼賞(第36回)〔昭和58年〕「道づれ―新しい保育を求めて」

経歴
小学校教員を6年勤め、昭和6年不当解雇。8年3月東大セツルメントに勤め、保育問題の研究に取り組み「児童問題研究」を発刊。天照園子どもの家、東京市社会局、社会事業研究所などに勤務。昭和21年日本生活問題研究所に勤め、民主保育連盟と綜合生活文化研究所の結成に参加。新しい保育所づくりや、児童白書づくりに努め、25年国立身体障害者更生指導所で更生福祉を実践。31年日本福祉大学教授、51年同名誉教授、53年道都大学社会福祉学部教授を務め、のち保育研究所理事長。著書に「学齢前児童の諸問題」「日本の保育問題」「日本の児童問題」「日本保育運動小史」や妻との共著「道づれ」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「浦辺史」の解説

浦辺史 うらべ-ひろし

1905-2002 昭和-平成時代の社会運動家。
明治38年6月25日生まれ。戦前から保育,児童福祉問題にとりくみ,「児童問題研究」を発刊。戦後,民主保育連盟を結成し,保母の地位向上につくした。昭和31年日本福祉大教授。53年道都大教授。のち保育研究所理事長,全国保育団体連絡会会長。平成14年8月7日死去。97歳。東京出身。豊島師範卒。著作に「日本の保育問題」「日本の児童問題」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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