浮出し印刷(読み)ウキダシインサツ(その他表記)embossing

デジタル大辞泉 「浮出し印刷」の意味・読み・例文・類語

うきだし‐いんさつ【浮(き)出し印刷】

雌型めがた雄型おがたとを用いて、文字模様を浮き出させる特殊な印刷法。ダイスタンプ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「浮出し印刷」の意味・わかりやすい解説

浮出し印刷
うきだしいんさつ
embossing

凸状雄型凹状雌型の間に金属皮革織物,紙およびその他類似の物体を差込んで,強圧をかけて浮出し模様をつくる加工方法。一般的には,雌型は真鍮彫刻または腐食したものを原版として電鋳法で複版し,雄型はこれの反対版の石膏型を使用する場合が多い。薄手の紙の場合は雄型はつくらず,ゴムまたは紙でもよいが,厚手の紙の場合は,厚手の堅い紙に手彫りした型を使う。浮出しには白紙のまま型押しする空 (から) 押しと,あらかじめ文字または模様を印刷しておき,これに同調して浮出させるものとがある。浮出しをする場合は型を加熱しておくほうが効果的である。印刷と同時に文字や模様を浮出させるダイスタンピング die stampingの方法もある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む