海士ヶ瀬戸(読み)あまがせと

日本歴史地名大系 「海士ヶ瀬戸」の解説

海士ヶ瀬戸
あまがせと

角(つの)島と本土との間の瀬をいう。幅約一〇メートル、長さ約七〇〇メートルの岩盤帯で両地を連絡するが、その中央には古くから水路があった。

「万葉集」巻一六に「角島の瀬戸のわかめ」と詠まれた瀬戸がこの地で、古代から良質の若布がとれたらしい。

海士ヶ瀬戸の名は天正一九年(一五九一)の島戸(しまど)浦と向津具大浦(むかつくおおうら)(現大津郡油谷町)の書交状(「豊浦郡水産史料」所収)に問題とされているように、海士漁の好漁場であったところから名付けられたものであろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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