海外統括会社(読み)かいがいとうかつがいしゃ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「海外統括会社」の意味・わかりやすい解説

海外統括会社
かいがいとうかつがいしゃ

海外子会社の調整統合目的とし,一元管理をするための機関。企業が多国籍化するにつれて,多数の国々に現地子会社が存在するようになる。これらがそれぞれ独自の路線をとるようになると,グローバルな調整と統合が要請され,このような会社が必要となってくる。多くの場合,こうした統括会社は多国籍間にまたがる経営課題の調整を行なう。その内容としては,為替管理,製品管理,物流・調達管理,あるいは海外人事といった事柄を,グローバルな観点から統括しようとするものである。

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