海外統括会社(読み)かいがいとうかつがいしゃ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「海外統括会社」の意味・わかりやすい解説

海外統括会社
かいがいとうかつがいしゃ

海外子会社の調整統合目的とし,一元管理をするための機関。企業が多国籍化するにつれて,多数の国々に現地子会社が存在するようになる。これらがそれぞれ独自の路線をとるようになると,グローバルな調整と統合が要請され,このような会社が必要となってくる。多くの場合,こうした統括会社は多国籍間にまたがる経営課題の調整を行なう。その内容としては,為替管理,製品管理,物流・調達管理,あるいは海外人事といった事柄を,グローバルな観点から統括しようとするものである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android