海岸教会(読み)かいがんきようかい

日本歴史地名大系 「海岸教会」の解説

海岸教会
かいがんきようかい

[現在地名]中区日本大通

日米和親条約締結地跡の開港広場の隣にある日本最初のプロテスタント教会。日本基督教会派に属し、正称は日本基督横浜海岸教会。元治元年(一八六四)アメリカ改革派教会の宣教師J・H・バラとS・R・ブラウンが借地し、明治四年(一八七一)石造の小会堂を建てた。この小会堂は宗教的集会礼拝に用いられたほか、バラによる日本人向けの英学塾が開かれた。ほん町に居住していた岡倉天心もバラに英語を習った。バラは同時に聖書講義を行った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android