日本歴史地名大系 「海晏寺門前」の解説 海晏寺門前かいあんじもんぜん 東京都:品川区海晏寺門前[現在地名]品川区南品川(みなみしながわ)三丁目海雲寺(かいうんじ)門前の南、海晏寺境内の東寄り、東海道沿い両側に成立した門前町屋。南は大井(おおい)村御林(おはやし)町に続き、東は品川浦に面する。南品川海晏寺門前ともいう。元和三年(一六一七)に町屋一四軒ができ、延享二年(一七四五)町奉行支配となる。町屋は東海道の東側に南北一一二間余・東西一四間余、西側に南北一一三間・東西一七間。建長三年(一二五一)当地地先の浜に大鮫が揚がったと伝え、当地とその周辺海浜を鮫洲(さめず)と称した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報