海津城(読み)かいづじょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「海津城」の意味・わかりやすい解説

海津城
かいづじょう

信濃国埴科郡松代 (長野市松代) の清野氏の居館であったものを,天文 22 (1553) 年,武田信玄山本勘助に命じて修築した平城。弘治2 (56) 年高坂昌信が城代となり,川中島の戦いの武田方拠点となった。天正 10 (82) 年上杉景勝が支配し,のち慶長8 (1603) 年松平忠輝が支配,家臣花井義雄を城代として待城城と改称し,さらに元和8 (22) 年真田信之入封後松代城と改めた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 川中島 戦い

世界大百科事典(旧版)内の海津城の言及

【松代】より

…近世は松代藩の城下町。1560年(永禄3)ころ武田信玄が海津(かいづ)城を築き,後年松代城と改称した。1598‐1616年(慶長3‐元和2)の城主田丸直昌,森忠政,松平忠輝のもとで,城の拡張と城下町の形成が進んだ。…

※「海津城」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む