ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「高坂昌信」の意味・わかりやすい解説
高坂昌信
こうさかまさのぶ
[没]天正6(1578).甲斐
安土桃山時代の武将。幼名は源助あるいは源五郎,のち弾正忠と称する。春日大隅の子。武田信玄に仕え,弘治2 (1556) 年海津城代となり,永禄4 (61) 年の川中島の戦いにはこれを守った。性は温厚で,知略,軍略に富み,武田氏の重鎮となった。『甲陽軍鑑』は彼の著名の形式で書かれ,甥の春日惣次郎とともに,その著者ともいわれている。
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