…処女創作集《新しき命》(1916)出版のころは母性賛歌の独自の作風を見せ,一方で20年にはJ.シュピーリ原作の《ハイヂ》を翻訳した。22年《海神丸》,26年《大石良雄》を発表,西欧古典の教養に培われた知的構成力と,精緻なリアリズムに基づく理想主義的作風を示した。昭和期に入って《真知子》《若い息子》《哀しき少年》など社会的傾向が色濃くなり,36年から書き始められていた《迷路》が56年完結し,市民文学の代表作として高く評価された。…
※「海神丸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
初冠,加冠,烏帽子着ともいう。男子が成人し,髪形,服装を改め,初めて冠をつける儀式。元服の時期は一定しなかったが,11歳から 17歳の間に行われた。儀式は時代,身分などによって異なり,平安時代には髪を...