海童神社(読み)かいどうじんじや

日本歴史地名大系 「海童神社」の解説

海童神社
かいどうじんじや

[現在地名]板柳町板柳 土井

板柳集落南の通称おもて町にある。祭神は上津綿津見命・中津綿津見命・底津綿津見命、旧郷社。

貞享四年(一六八七)検地帳に権現堂地とあり、宝量大権現として祀られていたことによる。神社微細社司由緒調書上帳(最勝院蔵)に「宝量宮」とあり、正保元年(一六四四)に「当村草創之節産神無御座候ニ付、大川之守護神並に当地繁昌に相成候神社建立仕度旨願申上候処、御神号大咋主命御神体福一満虚空蔵尊相祭候様被仰付候に付、当村川畑町野木喜兵衛と申者の屋敷添大川畑に大木柳一本有之、正保元年其ノ側に御宮建立」とあり、岩木川の守護神と板屋野木いたやのきの産土神を兼ねて祀っている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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