海陸通し運送(読み)かいりくとおしうんそう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「海陸通し運送」の意味・わかりやすい解説

海陸通し運送
かいりくとおしうんそう

同一の運送品について,最初から地理的区間を異にする複数運送人が予定されている通し運送において,陸上運送海上運送にまたがって行われる物品運送をいう。たとえばトラック鉄道船舶といった順で行われる。このように異種類の運送手段が予定されているため複合運送の一種でもある。複合運送においては複合運送証券が発行される。国際複合運送については,1980年に国連国際物品複合運送条約が成立しているが,未発効である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android