日本大百科全書(ニッポニカ) 「物品運送」の意味・わかりやすい解説
物品運送
ぶっぴんうんそう
物品の運送をいう。運送契約は、その対象により、物品運送と旅客運送とに分けられる。物品運送も、その運送が行われる地域により、陸上運送、海上運送、航空運送とに分けられ、おのおの適用法規定が異なる。陸上運送については商法第2編商行為の規定が適用される。海上運送も外航船(船積港・荷揚港のいずれかが日本国外の場合)については、国際海上物品運送法が適用され、内航船(船積港・荷揚港のいずれも日本国内の場合)については、商法第3編海商の規定が適用される。国際航空貨物運送については、「国際航空運送についてのある規則の統一に関する条約」(ワルソー条約)が、特別法として設けられている。
[永井和之]
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