消防出初式(読み)しょうぼうでぞめしき

精選版 日本国語大辞典 「消防出初式」の意味・読み・例文・類語

しょうぼう‐でぞめしきセウバウ‥【消防出初式】

  1. 〘 名詞 〙 新年に、消防にたずさわる人々が初めて出そろって、消防動作の型やはしご乗りなどを演ずる儀式出初式
    1. [初出の実例]「今防火の沿革を記すに先(さきだっ)て消防出初式(セウバウデソメシキ)写真図を掲げ」(出典風俗画報‐七号(1889)人事門)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の消防出初式の言及

【出初式】より

…新年に初めて消防団員が出そろって消防演習を行う儀式。正月の仕事始めの一つであり,消防出初式または単に出初ともいい,正月6日にほぼ全国共通に行われている。 明治になり消防組織が制度化してから一般化したが,東京では江戸時代の町火消の初出(はつで)行事がその源流をなし,今日でも(とび)の者による伝統的な梯子(はしご)乗りが行われ,式後は町内を練り歩くなど,華やかな新春の行事となっている。…

※「消防出初式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android