涌津村(読み)わくつむら

日本歴史地名大系 「涌津村」の解説

涌津村
わくつむら

[現在地名]花泉町涌津

なか村の南、金流きんりゆう川右岸に位置し、石巻街道が通る。慶長六年(一六〇一)留守政景知行目録写(留守文書)に「あくつ」とみえ当地の一〇二貫九八四文が留守政景に与えられている。寛永一八年(一六四一)の涌津村検地野帳(盛岡市公民館蔵)があるが、一部で全貌は不明。同二一年には涌津村・日形ひかた村などの六〇貫文が木村勘助に与えられた(「伊達忠宗朱印状」木村文書)。寛永一八年の涌津村検地帳(県立図書館蔵)によれば田方一二五町九反余・代一四八貫二九八文、畑方六三町二反余・代二〇貫九一六文、名請人数一四二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android