朝日日本歴史人物事典 「留守政景」の解説
留守政景
生年:天文18(1549)
戦国末期の武将。伊達晴宗の3男。永禄10(1567)年宮城郡領主留守家に入嗣。留守領内の反伊達派勢力を一掃し,さらに周辺の諸領主を服属させて,伊達氏領国の拡大に活躍した。天正13(1585)年伊達政宗が佐竹,芦名,岩城などの連合軍と戦った仙道人取橋の戦における奮戦は有名。18年,秀吉の奥州仕置後磐井郡黄海に移され,文禄1(1592)年朝鮮の役に従軍,慶長5(1600)年,上杉氏との戦では政宗の名代として最上に出陣し大勝した。9年,磐井郡一関に移され,ここで死んだ。<参考文献>佐々木慶市「中世の留守氏」(『水沢市史』2巻)
(佐々木慶市)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報