液体酸素爆薬(読み)えきたいさんそばくやく

精選版 日本国語大辞典 「液体酸素爆薬」の意味・読み・例文・類語

えきたいさんそ‐ばくやく【液体酸素爆薬】

  1. 〘 名詞 〙 液体酸素を木炭粉末などに吸着させてつくった爆薬。取り扱い、貯蔵に断熱びんが必要などの欠点があるが、製造が容易で爆発力が大きい。露天掘り鉱山土木工事などに用いる。液酸爆薬。

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百科事典マイペディア 「液体酸素爆薬」の意味・わかりやすい解説

液体酸素爆薬【えきたいさんそばくやく】

液酸爆薬とも。軽質木炭など炭素質に富む可燃性物質に液体酸素を吸収させた爆薬。ちょうどC+O2→CO2反応が起こる割合の時に爆発させて使用。容易につくることができ,強力な爆薬であるが,長時間保存が不可能で,取扱いが不便。

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世界大百科事典(旧版)内の液体酸素爆薬の言及

【酸素】より

…低温を得るための冷却用として用いることができるが,可燃性物質とくに有機物などが投入されると爆発するので危険である。この強力な爆発性を利用して,液体酸素を炭素分に富む吸収剤(たとえば木炭など)に吸収させて液体酸素爆薬などとして用いられる。また大型ロケットの推進薬の酸化成分としても用いられる。…

※「液体酸素爆薬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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