液薫(読み)えきくん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「液薫」の意味・わかりやすい解説

液薫
えきくん

魚,肉の薫製品をつくる方法一つ材料木酢液 (木材の乾留液で薫液という) に浸漬し,薫製品の風味を与えて乾燥するもので,処理が簡便で大量処理が可能であるが,かびを発生しやすいので十分な乾燥が必要である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の液薫の言及

【薫製(燻製)】より

…(3)熱薫法 100℃以上で2~4時間薫煙する。(4)液薫法 木材の乾留物である木酢液からタール物質を除いて作る薫液に,原料を浸漬(しんし)して簡便に仕上げる。(5)電気薫煙法(電薫法) 原料に20kV程度の電気を通し,電気集塵(しゆうじん)機の原理で,煙の成分を吸着しやすくして,薫煙時間を短縮する。…

※「液薫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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