日本大百科全書(ニッポニカ) 「淀川河川公園」の意味・わかりやすい解説
淀川河川公園
よどがわかせんこうえん
大阪府から京都府に至る7市2町にまたがる国営公園。淀川水系工事実施基本計画の改定に伴い1972年(昭和47)に事業開始、1977年一部開園した。総面積962ヘクタール、2011年(平成23)4月末時点で226ヘクタールが供用されている。河川敷を生かした広く長い水辺の公園で、三つのゾーンに区分されている。「自然環境保全・再生ゾーン」は、淀川特有の自然環境を生かし、人の立ち入りを抑制して生物の生息の場の保全を図る。「水辺環境保全・再生ゾーン」は、水際の自然環境を保全・再生し、散策や観察により自然との触れ合いが得られるようにする。「多目的利用ゾーン」は、水遊びや運動など、いろいろなかたちで自然に親しむことができる。
[編集部]