淀新庄(読み)よどしんしよう

日本歴史地名大系 「淀新庄」の解説

淀新庄
よどしんしよう

現大東町新庄しんじようを中心とした海潮うしお温泉西側の地域と推定される。成立時期は不明であるが、文永八年(一二七一)一一月日の杵築大社三月会相撲舞頭役結番帳に「淀新庄十一丁鴛谷左衛門太郎子」とみえ、鴛谷氏が地頭として三月会の舞頭役を二〇年に一度一〇番目に勤めるよう定められているから、同年以前に淀庄から独立していたと思われる。暦応二年(一三三九)六月二八日に足利尊氏が太田四郎入道跡の当庄地頭職を禅林ぜんりん寺聖衆来迎院(現京都市左京区の永観堂)に寄進している(「足利尊氏寄進状」二尊院文書など、以下とくに断らない限り同文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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