深山曙草(読み)ミヤマアケボノソウ

デジタル大辞泉 「深山曙草」の意味・読み・例文・類語

みやま‐あけぼのそう〔‐あけぼのサウ〕【深山×曙草】

リンドウ科多年草高山の岩地に生え、高さ約30センチ。茎は直立して、毛はない。葉は対生し、卵状楕円形。8月ごろ、暗紫色の花を総状につける。

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精選版 日本国語大辞典 「深山曙草」の意味・読み・例文・類語

みやま‐あけぼのそう‥あけぼのサウ【深山曙草】

  1. 〘 名詞 〙 リンドウ科の多年草。北海道・本州中部以北の高山に生える。高さ二〇~三〇センチメートル。葉は卵状楕円形で、茎葉に比べ根出葉は大きい。夏、茎頂に総状に花をつける。花冠は暗紫色で深く五裂し、黒色の細点がある。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「深山曙草」の解説

深山曙草 (ミヤマアケボノソウ)

学名Swertia perennis subsp.cuspidata
植物。リンドウ科の多年草,高山植物

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世界大百科事典(旧版)内の深山曙草の言及

【センブリ(千振)】より

…イヌセンブリO.diluta (Turcz.) Ledeb.var.tosaensis (Makino) Toyokuniもセンブリに似ているが,薬効がやや劣るため,イヌの名をかぶせ,イヌセンブリという。属は違うが近縁植物として,北半球の高山や寒地に広く分布し,日本では南アルプスと八ヶ岳の高山帯にのみ産するヒメセンブリLomatogonium carinthiacum (Wulfen) Reichb.f.,日本では北海道に産するチシマセンブリFrasera tetrapetala (Pall.) Toyokuni,本州北・中部の高山帯に産する本種の小型亜種タカネセンブリssp.micrantha (Takeda) Toyokuniがあり,北海道および本州の高山にはミヤマアケボノソウSwertia perennis L.ssp.cuspidata (Maxim.) Haraが生育する。【豊国 秀夫】【新田 あや】。…

※「深山曙草」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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