深川八幡祭り(読み)ふかがわはちまんまつり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「深川八幡祭り」の意味・わかりやすい解説

深川八幡祭り
ふかがわはちまんまつり

東京都江東区富岡八幡宮例祭。毎年 8月15日の例祭神事と,3年に一度の本祭にのみ行なわれる鳳輦(ほうれん)の神幸祭および氏子町内神輿の連合渡御がある。かつては元禄年間(1688~1704)に紀伊国屋文左衛門が奉納したと伝わる黄金の宮神輿 3基を担いでいたが,関東大震災で失われた。1991年に黄金の宮神輿(一の宮)が奉納されたが,重すぎて担げないことから,1997年新たな宮神輿(二の宮)をつくり,それを担いでいる。町内神輿の連合渡御では,大小合わせて 120基以上あるうちの大神輿 54基がそろって渡御する。神輿の担ぎ手に向けて清めの水をかけることから「水掛け祭り」の別名もある。

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