日本歴史地名大系 「深谷之記」の解説 深谷之記ふかやのき 一冊別称 深谷記成立 慶長三年以降写本 国立公文書館内閣文庫ほか解説 作者未詳であるが、深谷上杉家の内情に詳しいので上杉氏憲の家臣とみられている。初めに上杉家四天王と譜代の家臣が列挙され、次に永禄三年の上杉憲盛と長尾景虎(上杉謙信)との会見の模様を記し、天正一八年の深谷落城とその後の深谷の状況を述べ、北武蔵の動勢を伝えている。写本に錯簡があるとみられている。活字本 「新編埼玉県史」資料編八・群書類従二一・埼玉叢書二 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報