錯簡(読み)サッカン

デジタル大辞泉 「錯簡」の意味・読み・例文・類語

さっ‐かん〔サク‐〕【錯簡】

書物のとじ違いなどで、ページ順序が乱れていること。また、書物の中の文字文章の順序が乱れていること。
[類語]乱丁落丁誤脱

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「錯簡」の意味・読み・例文・類語

さっ‐かんサク‥【錯簡】

  1. 〘 名詞 〙 書物のとじ違いでページの順序が狂っていること。また、その結果、文章が前後入れ違って乱れていること。
    1. [初出の実例]「旧本に錯簡はなきぞ」(出典:大学要略(1630)上)
    2. [その他の文献]〔大学章句〕

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普及版 字通 「錯簡」の読み・字形・画数・意味

【錯簡】さくかん

木簡の綴じ違い。〔経義述聞、十七、錯簡二十八字〕(左伝、僖二十五年)晉侯以下の二十字、當(まさ)に衞人(きよ)と我とにらぐのに在るべし。~錯して下に在るのみ。

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