深野新田(読み)ふこのしんでん

日本歴史地名大系 「深野新田」の解説

深野新田
ふこのしんでん

[現在地名]大東市深野一―五丁目・緑が丘みどりがおか一―二丁目・北条ほうじよう一丁目・野崎のざき一丁目・同四丁目・南津の辺みなみつのべ町・深野北ふこのきた一丁目・同三丁目・三箇さんが一丁目・同三丁目・谷川たにがわ二丁目

深野北新田の南、東本願寺直営開墾地の中央を占める。讃良さらら郡に属し、東は野崎村、西は深野北新田の狭長な寝屋川沿いの突出部を挟んで三箇村と相対する。南は深野南新田。宝永二年(一七〇五)開墾を始め、同五年検地を受けて高四〇三石余(反別九七町余)、享保五年(一七二〇)の再検地により一千九一石余(「深野新田由緒書」宮崎家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の深野新田の言及

【田】より

…干拓には藩の手になるものが多いが,海岸平野では商人の資力によるものが多く,町人開発(請負)新田と呼ばれる。淀川の川口新田大和川付替後の深野新田などが著名である。享保期(1716‐36)にかけては信濃川,阿賀野川下流地帯にも商人の資力による開田が進む。…

※「深野新田」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」