淵辺村(読み)ふちべむら

日本歴史地名大系 「淵辺村」の解説

淵辺村
ふちべむら

[現在地名]大口市渕辺

渡田わたりだ村の西、羽月はつき川西岸にあり、南は羽月郷鳥巣とりす村、西は平出水ひらいずみ村、北東は羽月川を境に小木原こぎはら村。小木原村から大口筋と分れ当村・平出水村を経て出水いずみ郡に至る道があった。近世には伊佐郡大口郷に属した。慶長一四年(一六〇四)村田源之丞に宛行われた羽月清水之門三七石余のうちに、「淵辺村なこ丸」の下田八畦(八斗)が含まれていた(「新納忠元坪付」村田文書)。寛文四年(一六六四)の郡村高辻帳では蓬辺村とみえ高二四一石余。「三州御治世要覧」では延享(一七四四―四八)頃の高三四二石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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