清原信俊(読み)きよはらの のぶとし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「清原信俊」の解説

清原信俊 きよはらの-のぶとし

1077-1145 平安時代後期の儒者
承暦(じょうりゃく)元年生まれ。仏教をあつく信仰し,法華経写経,読経,略読につとめた。久安元年10月2日死去。69歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の清原信俊の言及

【名家】より

…儒道より出身し,弁官,蔵人を経て大納言に至る家柄。古来,広くは名望ある家柄の意味に用いられた語であるが,平安末期の記録に勧修寺流藤原氏の蔵人顕頼や,大外記を世襲する中原広宗,清原信俊について〈累代の名家〉と書いているのは,代々故実を伝承し,才識をもって名を得ている家の意と解釈され,さらに顕頼の子光頼について〈数代弁官の家なり〉とする記述のあるのを考えあわせると,〈名家〉の語の系譜がほぼ推測される。室町時代の有職書《海人藻芥(あまのもくず)》には,〈名家は,日野,勧修寺,平家なり〉と見えるが,すでに《伏見院宸記》にも,〈凡そ日野,勧修寺,平家等の輩,労効に依りて立身起家す〉とあり,鎌倉末期以降ほぼ家格としての名家が成立したことがわかる。…

※「清原信俊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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