20世紀日本人名事典 「清水武雄」の解説
清水 武雄
シミズ タケオ
大正・昭和期の物理学者
- 生年
- 明治23(1890)年7月12日
- 没年
- 昭和51(1976)年10月16日
- 出生地
- 石川県
- 学歴〔年〕
- 東京帝大理科大学実験物理学科〔大正3年〕卒
- 学位〔年〕
- 理学博士〔昭和2年〕
- 主な受賞名〔年〕
- 帝国学士院賞〔大正13年〕「ウィルソン霜箱を改良、清水式霜箱製造」
- 経歴
- 九州帝大工学部、東北帝大理学部各講師を経て大正6年塩見理化学研究所理学科兼物理学科部長となり、米英留学。11年帰国、塩見理研所長、14年東京帝大教授となり電磁学を講じた。その後理化学研究主任研究員となり、寺田寅彦研究室を継ぎ清水研究室を設け、定年前の昭和23年東大辞任、清水研究所を創立、所長となった。21年に日本数学物理学会が日本数学会と日本物理学会に分離の際、物理学会に委員長制を採り、初代委員長に推された。清水式電位計、白昼映写膜の発明、各種装置の改良、工夫で知られる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報