デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「清水理兵衛」の解説 清水理兵衛 きよみず-りへえ ?-? 江戸時代前期の浄瑠璃太夫(じょうるりたゆう)。大坂の料亭の主人で,井上播磨掾(はりまのじょう)の門弟。師の没後は「今播磨」とよばれ,延宝4年(1676)新作「上東門院」を上演。弟子の五郎兵衛(のちの初代竹本義太夫)に口伝奥義(くでんおうぎ)をつたえた。姓は「しみず」とも。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の清水理兵衛の言及 【浄瑠璃】より …井上播磨掾は大坂浄瑠璃操りの開祖といわれ,特徴は段物集《忍(しのび)四季揃》などにうかがわれる。門下に清水(きよみず)理兵衛(義太夫の師)と井上市郎太夫がある。前述の大坂二郎兵衛,大坂源太夫,道具屋吉左衛門,木屋七兵衛,表具屋又四郎,難波規明太夫,規明新太夫などを当流浄瑠璃への過渡期にみる。… ※「清水理兵衛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by