デジタル大辞泉 「済勝の具」の意味・読み・例文・類語 さいしょう‐の‐ぐ【済勝の具】 《済勝に適した道具の意から》じょうぶな足。健脚。「我が―の渠かれに劣らぬを証せん」〈鴎外訳・即興詩人〉 せいしょう‐の‐ぐ【▽済勝の具】 《「世説新語」棲逸から》景勝の地を渡り歩くための道具。丈夫な足のこと。健脚。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「済勝の具」の意味・読み・例文・類語 せいしょう【済勝】 の 具(ぐ) 景勝の地をわたり歩くための道具の意で、達者な足のこと。健脚。[初出の実例]「其健脚はわたくしの比ではなかった。逈にわたくしに優った済勝(セイショウ)の具(グ)を有してゐた」(出典:渋江抽斎(1916)〈森鴎外〉六)[その他の文献]〔世説新語‐棲逸〕 さいしょう【済勝】 の 具(ぐ) ( 景勝の地を歩きまわるための道具の意から ) 達者な足をいう。健脚。せいしょうの具。[初出の実例]「いざ我が済勝(サイショウ)の具の渠に劣らぬを証せんとて」(出典:即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉古祠、瞽女) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例