渡の島(読み)わたりのしま

精選版 日本国語大辞典 「渡の島」の意味・読み・例文・類語

わたり【渡】 の 島(しま)

  1. 海を渡った辺境の意。大和朝廷領土北進にともない、北へ移ったとする説と、現在の渡島(おしま)すなわち北海道南部のこととする説とがある。
    1. [初出の実例]「越(こし)の度嶋(ワタリノシマ)蝦夷(えひす)伊奈理武志(いなりむし)粛慎(みしはせ)の志良守(しらす)叡草(えさう)とに、錦の袍袴・緋紺(はなた)の絁・𨨞(をの)等を賜ふ」(出典日本書紀(720)持統一〇年三月(北野本南北朝期訓))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む