渡島(読み)オシマ

  • おしま をしま
  • おしま〔をしま〕
  • ととう
  • ととう ‥タウ
  • ととう〔タウ〕
  • わたりしま
  • わたりじま

大辞林 第三版の解説

北海道旧一一か国の一。渡島支庁と檜山支庁の南部を占める地域。
北海道南西部の支庁。支庁所在地、函館市。渡島半島の東半を占める。
スル
(船で)島に渡ること。 荒天をついて小船で-する
北海道南部、現在の渡島おしまの古称。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

古代における北海道の呼称。ただし異説もある。それは越(こし)(北陸)や出羽(でわ)の奥地で、船舶に乗って行く陸地のことで、具体的には秋田県北部や青森県西部の海岸方面をさしたのではないかとする説である。阿倍比羅夫(あべのひらふ)遠征に「渡島の蝦夷(えぞ)」とあるのをはじめとして、718年(養老2)、780年(宝亀11)、802年(延暦21)にも「渡島」ないし「渡嶋」とみえ、つねに出羽、津軽の奥地について用いられる。[高橋富雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

[一] 北海道一一か国の一つ。明治二年(一八六九)成立。渡島半島の南部を占める。江戸時代は多くの人が移住し、松前藩の漁業・農業地として開発。おしまのくに。わたりじま。
[二] 北海道、渡島半島東部の支庁。大正一一年(一九二二)に函館支庁が改称し成立。支庁所在地は函館市。
〘名〙 島に渡ること。
※小学読本(1874)〈榊原・那珂・稲垣〉四「三宅島の船便を待ち得て辛して渡島し」

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