20世紀日本人名事典 「渡辺茂」の解説
渡辺 茂
ワタナベ シゲル
昭和・平成期のシステム工学者 東京都立科学技術大学学長;東京大学名誉教授。
- 生年
- 大正7(1918)年8月12日
- 没年
- 平成4(1992)年3月10日
- 出生地
- 兵庫県姫路市
- 学歴〔年〕
- 東京帝国大学工学部機械工学科〔昭和16年〕卒
- 学位〔年〕
- 工学博士〔昭和50年〕
- 経歴
- 海軍に入り、技術大尉で終戦。すぐに東京大学工学部に復帰し、昭和22年助教授を経て、28年教授。54年に定年退官し、名誉教授、同年から都立工科短大(現・東京都立科学技術大学)学長。コンピューターの工学、社会への適用で新分野を開いた。58年世界コミュニケーション年で功労者として内閣総理大臣個人表彰を受ける。61年AI協会会長に就任し、AI普及に尽力。著書は「設計工学」「漢字と図形」「あすの技術へのヒント」「これから発想法」「超技術と日本経済」など多数。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報