精選版 日本国語大辞典 「温ま」の意味・読み・例文・類語 ぬるま【温・微温】 〘 名詞 〙① ぬるいこと。びおん。[初出の実例]「微温(ヌルマ)になって居るが、この番茶を替りに」(出典:真景累ケ淵(1869頃)〈三遊亭円朝〉二五)② 「ぬるまゆ(微温湯)」の略。[初出の実例]「喰たならぬるまがあるとひゃう母いい」(出典:雑俳・川柳評万句合‐明和六(1769)松三)③ のろま。愚鈍。鈍物。[初出の実例]「気の長ゐぬるまの頭(かみ)」(出典:浄瑠璃・大塔宮曦鎧(1723)三)④ 泥をいう。[初出の実例]「泥の事をぬるまといひ」(出典:談義本・虚実馬鹿語(1771)五) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例