微温湯(読み)ぬるまゆ

精選版 日本国語大辞典 「微温湯」の意味・読み・例文・類語

ぬるま‐ゆ【微温湯】

〘名〙
温度の低い湯。ぬるい湯。ぬるま。ぬるゆ。ぬるみ。びおんとう。
狂歌・大団(1703)一「風もいるるあつさわすれてぬるま湯をかかる湯殿のくれぞすずしき」
刺激緊張のない境遇生活など。
森鴎外(1954)〈高橋義孝〉五「ぬるま湯のような折衷主義でなければ」

びおん‐とう ビヲンタウ【微温湯】

〘名〙 温度の低い湯。ぬるまゆ。
舎密開宗(1837‐47)内「数日気に曝し或微温湯に浸せば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「微温湯」の意味・読み・例文・類語

ぬるま‐ゆ【微温湯】

ぬるい湯。ぬるゆ。びおんとう。
刺激や緊張のない境遇や生活。「微温湯の暮らしから抜け出す」
[類語](1熱湯煮え湯白湯さゆ湯水湯冷まし微温湯びおんとうぬる湯熱湯あつゆ湯玉/(2便便だらり便便のんべんだらりずぼらものぐさぐうたらだらしないしだらないぬらりくらりのらりくらりぬらくらのらくらだらだらちゃらんぽらん無精ルーズぶらぶらごろごろちんたら無気力だらけるのほほん風太郎ぷうたろうその日暮らしふしだら自堕落ずるける怠ける手を抜く手抜き骨惜しみのろのろもたもたぐずぐず投げ遣りレイジー怠慢怠惰無為拱手きょうしゅ横着怠るサボるイージーイージーゴーイング風の吹くまま気の向くまま油を売るまったり漫然たるむぬるま湯につかる

びおん‐とう〔ビヲンタウ〕【微温湯】

温度の低い湯。ぬるまゆ。
[類語]熱湯煮え湯ぬるま湯白湯さゆ湯水湯冷ましぬる湯熱湯あつゆ湯玉

ぬる‐ゆ【微温湯】

ぬるまゆ1」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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