温め鳥(読み)ヌクメドリ

デジタル大辞泉 「温め鳥」の意味・読み・例文・類語

ぬくめ‐どり【温め鳥】

冬の寒い夜、たか小鳥を捕らえてつかみ、足をあたためること。また、その小鳥。翌朝その小鳥を放し、その飛び去った方向へその日は行かないという。 冬》「遥かなる行方の冴や―/青々
親鳥ひなを羽の下に抱いてあたためること。また、そのひな。
羽交はがひの下の―、恩愛こそはあはれなれ」〈浄・百合若大臣

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android