温知館跡(読み)おんちかんあと

日本歴史地名大系 「温知館跡」の解説

温知館跡
おんちかんあと

[現在地名]宇土市新小路町

宝暦一三年(一七六三)宇土支藩主細川興文(月翁)が、儒学による士風の統一を図るため宗藩の儒者江口恵次郎、処士河添弥五郎を招き、藩邸外新小路しんこうじに設立した藩校で、校名は「論語」の温故知新からとった。用書は四書五経のほか小学・近思録左国史漢・温公通鑑など、また書道習礼なども教授した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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