日本歴史地名大系 「湧網西線」の解説 湧網西線ゆうもうさいせん 北海道:網走支庁湧網西線紋別郡上湧別(かみゆうべつ)町・湧別町、常呂(ところ)郡佐呂間(さろま)町間を走っていた国鉄の廃止路線。延長二九・三キロ。地元では西湧網(にしゆうもう)線とも称していた。昭和七年(一九三二)オホーツク沿岸並びにサロマ湖畔の農林水産資源開発を目的とした網走―中湧別(なかゆうべつ)(現上湧別町)を結ぶ湧網線の建設が決まり、同九年五月国鉄名寄線中湧別駅を起点として着工、芭露(ばろう)駅(現湧別町)を経て計呂地(けろち)駅(現湧別町)までが同一〇年一〇月二〇日開通。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報