湯ノ口村(読み)ゆのくちむら

日本歴史地名大系 「湯ノ口村」の解説

湯ノ口村
ゆのくちむら

[現在地名]紀和町湯ノ口

板屋いたや村の西三キロにあって北山川に臨む。村中たに川が流れ、約一キロ上流に湯ノ口(湯ノ谷)温泉がある。中世は入鹿氏領であったと考えられる。慶長六年(一六〇一)検地帳(徳川林政史蔵)に「入賀之内ゆの口村」と記される。新宮領で川内組に属する。近世初期の家数二一(「新宮藩御勘定方旧記」和歌山県史近世史料編)、後期は四七(紀州新宮領分見聞記)。享保六年(一七二一)新田検地が行われた(「新田畑御改帳」徳川林政史蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android