ゆ‐とり【湯取】
- 〘 名詞 〙
- ① 船の中にたまった淦(あか)をくみ取る器。あかとり。あかとりしゃく。〔十巻本和名抄(934頃)〕
- ② 入浴後、水気を吸い取るために身につける衣。浴衣(ゆかた)。
- [初出の実例]「また一と浴(あび)して浴(あが)りかかれば白布の湯取(ユト)りを童の衣(き)する後より」(出典:新浦島(1895)〈幸田露伴〉一六)
- ③ 「ゆとりめし(湯取飯)」の略。〔本朝食鑑(1697)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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