日本の城がわかる事典 「湯口茶臼館」の解説 ゆぐちちゃうすたて【湯口茶臼館】 青森県弘前市(旧中津軽郡相馬村)にあった中世の山城(やまじろ)。南北朝時代に、覚応院という寺院の南西にある独立峰の山頂にあった先住民の築いた館跡を利用して築かれ、南朝方の溝口左膳が居城としていた。現在、山上の曲輪(くるわ)のあったところは神社の境内になっているが、その西斜面には、4段の腰曲輪が築かれていた名残がある。◇蝦夷館とも呼ばれる。 出典 講談社日本の城がわかる事典について 情報