日本歴史地名大系 「湯尻村」の解説 湯尻村ゆのしりむら 北海道:檜山支庁大成町湯尻村[現在地名]久遠(くどお)郡大成町字花歌(はなうた)明治初年から明治三五年(一九〇二)までの村。西は三艘澗(さんそうま)村・日方泊(ひかたとまり)村、北は平田内(ひらたない)村。松倉(まつくら)山の南斜面にあたり、中央を湯尻川が南流する。集落は海岸沿いと海岸上の台地にある。近世はクドウ場所のうち。湯之尻(享保十二年所附)、湯ノ尻(蝦夷巡覧筆記・後志国地誌提要)とも記される。一八二六年(文政九年)頃福山から山崎藤右衛門が移住、明治初年頃までに漸次集落をなしたという(状況報文)。「後志国地誌提要」では平民戸数六、人口男一三・女一四、寄留は平民戸数一五、男二二・女一八。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by