湯浅十框(読み)ユアサ ジッキョウ

20世紀日本人名事典 「湯浅十框」の解説

湯浅 十框
ユアサ ジッキョウ

明治・大正期の俳人



生年
元治1年8月20日(1864年)

没年
昭和2(1927)年12月30日

出生地
長門国豊浦郡宇賀村(山口県)

本名
湯浅 為之進

学歴〔年〕
東京帝大医科別科〔明治20年〕卒

経歴
福島県郡山市十日町開業し、のち寿泉堂病院長となる。十框の号は十日町に因む。30年頃から俳句を試み、河東碧梧桐の影響を受けた。32年国分虎風、永井破笛、西村雪人らと郡峯吟社を興し、日本派の東北一勢力を築いた。剛毅不屈にして談論風発、そのため風発庵沙弥の綽名を得た。句集に「十框句集」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「湯浅十框」の解説

湯浅十框 ゆあさ-じっきょう

1864-1927 明治-昭和時代前期の俳人。
元治(げんじ)元年8月20日生まれ。内大臣湯浅倉平の兄。福島県郡山(こおりやま)で寿泉堂病院を開業。俳句は河東碧梧桐(かわひがし-へきごとう)の影響をうけ,群峰吟社を創設した。昭和2年12月30日死去。64歳。長門(ながと)(山口県)出身。帝国大学卒。本姓石川本名は為之進。句集に「十框句集」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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