日本歴史地名大系 「湶分」の解説 湶分あわらぶん 富山県:高岡市旧射水郡小矢部川右岸地区湶分[現在地名]高岡市あわら町(まち)・湶町(あわらまち)・本丸町(ほんまるまち)・丸の内(まるのうち)・本町(ほんまち)・大坪町(おおつぼまち)一―二丁目など千保(せんぼ)川と庄川の中間、高岡古城の北方に位置。湶は泉と同意で、かつて長さ一〇〇間・幅五〇間ほどの湶からカニが多く出たと伝える(越中志徴)。明暦二年(一六五六)の高は高岡廻湶分として四二七石(村御印留)、万治元年(一六五八)二六石の新開が行われた(「高免等書上帳」折橋家文書)。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の草高四五三石・免五ツ(三箇国高物成帳)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by