湾間切(読み)わんまぎり

日本歴史地名大系 「湾間切」の解説

湾間切
わんまぎり

喜界島の南西部北側に置かれた行政区分。設置時期は不明だが、琉球王国時代にさかのぼるとみられる。正保琉球国絵図に「わん間切」とみえ、間切高一千八六二石余。寛文八年(一六六八)の琉球国郷帳には「碗間切」とあり、田方一千三七一石余・畠方四七九石余、桑役一〇石余。元禄五年(一六九二)喜界島与人を一人増やして六人とするにあたり、湾間切与人の湾村中里なーとう村・ぐすク村(城久村)山田やまだ村・川岸村(川嶺村)五ヵ村で、一千九九四石余と定めている(「喜界島帳留」列朝制度)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む