日本歴史地名大系 「源十新田」の解説 源十新田げんじゆうしんでん 静岡県:榛原郡榛原町源十新田[現在地名]榛原町静波(しずなみ)勝間田(かつまた)川の河口左岸、川崎町(かわさきちよう)村の南に位置する。北東は柏原(かしわばら)町。柏原町の辻源十が浜辺を開墾、享保四年(一七一九)掛川藩による検地が行われ同町から分村したとされ、高一一石余。辻家の先祖は天正二年(一五七四)紀州雑賀(さいか)(現和歌山市)から柏原に移り住み開拓を始めたとされ、当地を雑賀町とよんだという(「辻家由緒書」辻家文書)。「遠淡海地志」には柏原町の小地名としてサイカ町が記される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報